夏の必須アイテムで最高に自由で奔放なシーズンを
暑さが到来し、それを楽しむための準備はできている。夏を最高の季節にするために必要なアイテムは、すべてここにある。
- 文: Dora Boras
- 写真: Nik Mirus

春の終わりから初夏にかけての日差しがあなたの瞳に輝きを取り戻し、頬に赤みをもたらす。日焼けの跡、夜更かし、野外でのディナー、夏フェスで活躍するグランピングテントなど、様々な空想があなたの頭の中を駆け巡る。体中に新しいエネルギーがみちあふれ、灼熱の季節を存分に楽しもうという渇望が、あなたの心を高揚させていく。
あなたの夏が、ラフィア素材や日焼け止め、新鮮なフルーツ、そしてもしかすると、Limeの電動キックボードを誤って港に飛び込ませるようなアクシデントで、ぼんやりとした思い出に変わる時、それは夏を謳歌した証だ。これは、忘れられない夏を過ごすために必要なすべてを網羅したガイドである。
時代はスーパーミニ

画像のアイテム:フーディ(Acne Studios)、スカート(GUIZIO)、スカート( Sandy Liang)、スカート(AARON ESH)、スカート(FIDAN NOVRUZOVA) 冒頭の画像のアイテム:シャツ(Carne Bollente)
夏の暑い気候は、楽しくて挑発的なミニスカートにぴったり。SS24のミニスカートレポートには、ボリュームたっぷりのバッスルやブルマスタイルから繊細なニットプリーツまで、様々なバリエーションが揃っている。「AARON ESH(アーロン エッシュ)」のグレー ギャザーミニスカートは、夏に必須のボリューム感あるバッスルルックを演出。「Sandy Liang(サンディー・リアング)」の素晴らしいブラウン キャッスルミニスカートは、3Dの薔薇アップリケが虜になるほどキュートなディテールに。「FIDAN NOVRUZOVA(フィダン ノブルゾバ)」は、角を鋭角にカットしたペムラムでヒップラインの曲線を引き立て、いたずらっぽい装いでさりげないインパクトを醸し出す
オフィスコア

画像のアイテム:スカート(Filippa K)、ショートパンツ(Dunst)、ショートパンツ(ATTACHMENT)、スカート(Coperni)、バッグ(The Row)、ローファー(rag & bone)、ヒール(The Row)、ヒール(TOTEME)
エアコンが効き過ぎた肌寒いオフィスでも、あなた好みのテーラリングを持ち込もう。スウェーデンのミニマリストスタイルの代名詞、「Filippa K(フィリッパ コー)」のグレー テーラードミニスカートを穿いて、部門を超えた仲間たちとフレンドリーな雑談を楽しもう。夏休みの休暇申請をする時は、「Dunst(ダンスト)」のブラック マルチポケットショーツにクラシックなローファーを合わせたり、「Coperni(コペルニ)」のブラック テーラードミニスカートで、スポーティなシルエットを取り入れてみよう。
今年の夏はラフィア素材に夢中

画像のアイテム:トートバッグ(HEREU)、バッグ(Staud)、サンダル(SIMONMILLER)、ミュール(Bottega Veneta)、バッグ(HEREU)、トートバッグ(Holzweiler)、サンダル(Miu Miu)、フラットシューズ(Miista)、バッグ(Proenza Schouler )、バッグ(KHAITE)、サンダル(Marni)、サンダル(JW Anderson)
素晴らしいラフィア製アクセサリーがなければ、夏を満喫することはできない。KHAITEのエフォートレスなタン&ブラックの Lotus トートバッグなら最高のバカンス気分を楽しめるし、渋いブラウンがリッチなHEREUの編み込みリードバッグを選んだっていい。オーバーサイズの白いブラウスには、夏のマストハブと言えるJW AndersonやBottega Venetaのラフィア製ミュールを合わせよう。
Miistaのタン Yeida バレエシューズは、ジャック・ドレー(Jacques Deray)監督の映画『太陽が知っている』で、ジェーン・バーキン(Jane Birkin)が演じたキャラクター、ペン(Pen)の伝説的サマースタイルへのオマージュだ。その靴を履けば、フランスの田園でしか体験できない活気と洗練された雰囲気を、夏の間ずっと味わえるはず。
ビューティーアイテムの知られざる一面

画像のアイテム:オイル(FRAMA)、ローラー(RéVive)、日焼け止め(Shiseido)、ムース(Leonor Greyl)、リップグロス(Le Mer)、アイクリーム(Aesop)、ボディスクラブ(Tata Harper)、ボディバター(Susanne Kaufmann)、ヘアオイル(Oribe)、ミスト(Oribe)、ブースター(Iles Formula)、ローション(Oribe)、コーム(RE=COMB)
無印良品の手帳が忙しい社交スケジュールで彩られていても、最高のビューティーアイテムで、自分を甘やかす時間を予約することは忘れないように。Tata HarperのSmoothing Body Scrubで手に入るのは、思わずキスをしたくなるようなフレッシュな肌。蜂蜜、オリーブオイル、シアバターが配合されたSusanne KaufmannのリッチなBody Butterで潤いをキープし、肌に艶を与えよう。
OribeのGold Lust Nourishing Hair Oilが、太陽の輝きを髪に宿らせ、ビーチで長い1日を過ごした髪をなめらかな手触りへと導く。日焼けした髪にボリュームと水分を与えたい時は、Leonor GreylのスタイリングムースMousse Au Lotus Volumatriceを使うのもいい。あるいは、OribeのMatte Waves Texture Lotionを髪に薄く塗れば、ビーチのようなウェーブが持続する。
パワフルなグラフィックパターン

画像のアイテム:シャツ(Stolen Girlfriends Club)、シャツ(Stockholm (Surfboard) Club)、シャツ(Paul Smith)、シャツ(Small Talk Studio)、シャツ(Bode)
シェフでありタレントでもある料理業界のスターGuy Fieri(ガイ・フィエリ)でも、フードマーケットを独占できないように、プリントシャツ市場にも多くの競争がある。今夏は、夏の熱気を表現する大胆なグラフィックとパターンが競い合う。「Stolen Girlfriends Club(ストーレン ガールフレンズ クラブ)」は、ガンメタルトーンのハードウェアで仕上げた、ハードコアな蛇とスカルデザインで全力疾走。「Small Talk Studio(スモール トーク スタジオ)」のノスタルジックな手書きイラストが、クラシックな白いシャツに繊細な印象を添える。
別れた恋人を振り向かせるスイムウェアとビーチグッズ

画像のアイテム:ビキニトップ(Agent Provocateur)、ビキニ(Raga Malak)、ブリーフ(Rick Owens)、ブリーフ(Vivienne Westwood)、トートバッグ(TOTEME)、トートバッグ(Y/Project)、サンダル(SUICOKE)、サンダル(Coperni)
別れた恋人を思う気持ちは、完璧でセンスのいいビーチグッズが吹き飛ばす。SS24のスイムウェアは、セクシーなストラップで愛する人の視線を釘付けに。セレブもお気に入りのメルボルンを拠点とするデザイナーRaga Malakは、ハイライズのビキニボトムを2枚重ねてヒップを強調する。Vivienne WestwoodによるThe Kiss スイムブリーフは、ルネッサンスロマンスと夏の欲望を軽快に表現し、遊び心がたっぷり。SS24のビキニをInstagramに投稿すれば、これまで以上に「いいね」を獲得できるだろう。
Link to interview: https://www.ssense.com/ja/editorial/fashion/raga-malak-interview
モードなサングラスでパパラッチをブロック

画像のアイテム:サングラス(Blumarine)、サングラス(Balenciaga)、サングラス(Versace)、サングラス(MAUSTEIN)、サングラス(LOEWE)、サングラス(Walter Van Beirendonck)
あなたはデジタル時代の夢を実現した。この夏は、人前でもオンラインでもアイコニックな存在になり、フォロワーを増やし始めた。パパラッチは、ロサンゼルスのラ・シェネガ通りやサンセット通りまで、あなたを追いかけ回す。そしてついにフォトグラファーたちは、パイが人気のレストランHouse of Piesの前で、あなたが持っていたフラペチーノが溶けて、手から滑り落ちそうになっている姿を撮影した。
パパラッチに美しく撮られるための秘訣が、業界には二つある。ひとつは、フォトグラファーがきれいなアングルで撮れるようにゆっくり歩くこと。もうひとつは、レンズが大きくて目立つサングラスを掛け、身元不明の人物として振る舞うことである。夏のベストサングラスは、テンプルやブリッジの面積が、通常よりも広いデザインだ。
Blumarineのゴールド ラップアラウンド サングラスを掛けて、洗練された印象をキープするか、あるいはWalter Van BeirendonckのKOMONOエディション ブラック Otherworldly サングラスで、キュビズムのような雰囲気を作るのもいいだろう。ある意味、パパラッチ写真は現代アートなのだ。
- 文: Dora Boras
- 写真: Nik Mirus
- 写真アシスタント: Mitchell Wright
- リタッチング: Marc-André Dumas
- プロップスタイリスト: Vanessa Lee Jackson
- プロダクション: Kimberley Bulliman
- 翻訳: Shigeaki Arai
- Date: July 31, 2024

