宴の余韻から体が覚醒するファンクショナル ワークアウト

Stanley、FYSIK、Balaが、新年のトレーニングの質を高めていく

  • 写真: Nick Barr

美味しい料理を、心ゆくまで堪能した年末年始。夢のような連休を終えたとき、体重計が目を背けたくなるような現実をつきつける。以前の体型を1日でも早く取り戻すには、フィットネスが欠かせない。そして、より効果的なワークアウトには機能性に優れたグッズが必要だ。重要なのは素材が持つ強度や耐久性だけではない。フォルムやディテールが、筋力強化に影響をもたらすこともある。宴は終わった。ウェイトやダンベルの性能を吟味して、年の始めは、ワークアウトに精進しよう。

画像のアイテム:タンブラー(Stanley)

温かい飲み物は温かいままに、冷たい飲み物は冷たいままに。その理想を、創業100年のスタンレーは真空断熱技術で形にする。その代表作のThe Quencher H2.0シリーズ。大容量の1.9Lでも、15時間の保冷と10時間の保温性能を備えたステンレススチールは、好きなドリンクをベストコンディションに仕上げる。正月休みのたるんだ体に喝を入れよう。悲鳴を上げた筋肉に冷えた飲料が染みる。

画像のアイテム:縄跳びロープ(FYSIK)

デザイン性とジム用品の融合をコンセプトに設立された​​FYSIKにとって、外観の美しさは運動時の美しさに繋がる。Doda ロープは、SKF製ベアリングがスムーズで美しい回転を実現する。年末年始に家族や友人と過ごした、目がまわるほどの楽しさは格別だが、高速回転するレザーロープの中で、心肺機能が鍛え上げられる体験もまた格別。

画像のアイテム:ケトルベル(PENT.)

ハイレベルな耐久性を確保するために、PENT.は最高峰の素材にこだわる。 LOVA ケトルベルのマットな黒に染まったアッシュ材を右手に握り締め、開始するスプリットスクワット。深く沈む腰、負荷が増す大腿部、掌に感じるステンレススチールの重み。目標セット数を達成し、乱れた息とともに体から立ち上る熱気。新年を祝うアルコールも蒸発していく。フィットネスには、末長く付き合えるパートナーが不可欠だ。

画像のアイテム:メディシン ボール(FYSIK)

FYSIKのクラシカルなメディシンボールは、内部にも注目。Bonnは、重量を出すための小さなスチール球とオーガニックのカポック繊維が、手作業で詰められている。体がふわふわと落ち着かないのは、遊びすぎたせいなのか、それとも日頃の鍛錬を怠っているからなのか。今こそ、ボディをしっかりと鍛えるべき。満足する体幹が仕上がるまで、ブラウンのレザーボールがいつまでも付き合う。

架空のフットボールチームから誕生したエフシーレアルブリストルは、フィットネスアイテムにも取り組む。フォームローラーは突起が少なく、凹凸が激しい形よりも肉体への刺激は抑えめで、初めての筋膜リリースに使いたい仕様だ。年始の集まりで判明したのは、友人たちが想像以上にトレーニングしていたこと。危機感が芽生え、すぐさま行動。まずは自宅で、白いロゴが映えるアイテムを使い、筋肉をほぐすことからスタート。

画像のアイテム:ウェイト(Bala)

バラは、スタイリッシュなウェイトバングルで有名だが、他にもさまざまなアイテムを展開している。その一つが、スチールをシリコンでコーティングしたPower Ringだ。優れたグリップ力は、筋力を鍛えたい向上心をサポートする。休日最後の夜、バスタイムに自覚した上腕の弛みは、解決すべき最優先事項。4.5kgのリングを両手でしっかり掴み、さっそくワークアウトを始めよう。

画像のアイテム:ボクシンググローブ(PENT.)

ボクシンググローブのグレインレザーでも、最高峰の耐久性を求めるPENT.の姿勢は変わらない。素材のクオリティこそがブランドの中核。年末に観戦したボクシングの試合で、チャンピオンの鍛え抜かれた腹筋に憧れたことを思い出したら、さっそくボクササイズに挑戦だ。ジャブ、ワンツー、フック。RAXA™ Luxuryの強度が拳を守ってくれるので、安心して脂肪燃焼に集中できる。

画像のアイテム:ダンベル(kenko)

二人のプロダクトデザイナーによって誕生したkenkoは、マテリアルを厳選する。ダンベルセットに使用された木材は、世界三大銘木に数えられるウォルナット。褐色の色味が渋い天然材は、耐久性に優れているため、衝撃にも強く、建築や家具にも使われる高級木材だ。ソファで寝て過ごす怠惰な休日を続けたせいで、姿勢も気持ちも締まりがない。握り締める手に伝わるダンベルの硬さが、背筋強化への意志をいっそう強固にする。

画像のアイテム:ウェイトバングル(Bala)

「フィットネスグッズはお洒落じゃない」という常識を覆したBalaのウェイトバングルは、創業者がナプキンにスケッチしたアイデアから生まれた。プロトタイプの完成まで1年。登場するやいなや、瞬く間にワークアウトの定番アイテムに。ベルクロで手首のフィット感を調整し、ラバー加工の柔らかい素材感が肌に馴染む。これでモードな服を着て街中を歩く時間もトレーニングだ。もはや1秒も無駄にはできない。

画像のアイテム:ブランケット(B Yoga)

ビー ヨガの創業者アンドレア・モリスは、カーペットの滑り止めに使用されていたゴムを、ヨガマットに応用して製品化する。この発想の柔軟さはブランケットでも健在だ。このTurkish ブランケットの素材は縮絨された毛織物ではなく、コットン100%の織物。ワークアウトのあとの疲れた体には、軽やかな質感が心地よい。

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新井茂晃は神奈川のテキスト デザイナー。2016年より「ファッションを読む」をコンセプトに、ファッションデザインの言語化を試みる『AFFECTUS』を主宰し、『TOKION』、『装苑』でも記事を執筆している

  • 写真: Nick Barr
  • 文: Shigeaki Arai
  • Date: January 8, 2024