伝説のツイート集!

SSENSEエディトリアル チームが、「刺す」アクセサリーと共に、心に刺さるかもしれない、お気に入りツイートを紹介する

  • 文: SSENSE エディトリアル チーム

すべてのツイートが平等に作られているわけではない。そして、大部分のツイートは意味不明だ。これほど自由にできるサイトなのに、なぜにこうも嫌な気分になるのだろうか。悪循環に陥りがちで、狂っていて、怒りが溢れている。そこで、SSENSEのエディトリアルチームが、なぜか私たちの心に深く刺さった傑作ツイートの数々を取り上げ、今シーズンにぜひとも手に入れたいアクセサリーと共に紹介する。

パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)

画像のアイテム:ブローチ(Givenchy)

「新しい友達ができると、クランベリーズの「ドリームス」の最後の歌詞のない部分を強制的に歌わせる。そこから全てが始まる」

一瞬で意気投合した新しい友人関係は、最も穏やかな類の人ですらも、完全に暴走させてしまう。押し寄せる興奮、気持ちはますます盛り上がり、どんなことをしてでも計画をキャンセルすることだけは避けたい。初めて知り合うのに不思議と旧知の友人のように感じられる人に会うと、デジャヴのような錯覚が生まれることがある。そのため、「今まで会ったことないなんて嘘みたい!」という言葉が反復される。そして、最後までメッセージを読まなくても、お互いの言わんとすることがわかるのは当たり前。笑える気まぐれや奇行が出れば、決まりだ。これが友情の開始の合図となる。起伏の激しい電流の流れが生まれ、心が揺さぶられ、誰よりも鈍感な人が、突如として受け入れ可能状態になってしまう。パフューム・ジーニアス以上に、たちまち意気投合した新しい友情関係の始まりを完璧に説明できる人が他にいるだろうか。彼のツイートがまちがっていることは稀だし、いつでもすばらしく暗示的だ。この意見に誰も異存はないと思う。「ドリームス」の最後の30秒の、あの親しみやすく、神聖さすら感じさせる、音節ごとに歌い上げられる嘆きであれば、どんなことを始めるにしても、おそらく最高のスタートとなるだろう。
ドロレス・オリオーダン(Dolores O’Riordan)、あなたが亡くなってどれほど寂しいことか。

マーサ・スチュワート(Martha Stewart)

「ドローンに、ハマってる。」

2014年7月30日の朝7時12分。このときの、マーサ・スチュワートによるドローンへのシャウトアウトは、一般のネットユーザーにはただのきまぐれのように見えた。が、実際に彼女が心に抱いていたのは、その前日にしっかりと記録された 、長きにわたる巨大なセミのようなマシーンとの深い関係であった。彼女のドローンに対する情熱は、本物のロマンス同様に、ごく個人的なものだ。 彼女はインタビューに自分のドローンを連れて行くこともあれば、空撮した写真をthemarthablog.comでシェアすることもあった。ただ、ビデオ映像は決して一般に公開しなかった。もしかすると、この何でもかんでもシェアしすぎる時代に、マーサは私たちに予想もしなかったようなことを教えてくれているのかもしない。最も愛するものは、心のすぐ近く、腕にしっかりと抱いているべきだということを。

リアーナ(Rihanna)

画像のアイテム:イヤリング(Dolce & Gabbana)

「死ね、悪魔!すぐにうせろ!!」

リアーナのファンが彼女に、イエス・キリストを意味するジーザスをもじって「リーザス」とニックネームをつけたのには理由がある。もし悪霊を罵ることができる人がいるとすれば、それは間違いなくリアーナだからだ。彼女のこのツイートが6年も前のものだとしても、 彼女の感情は今なお生きている。ちなみに2012年は、毎年恒例のことだが、彼女のデビュー7年目にして7作目のアルバム『Unapologetic』が大ヒットした年だった。もちろん、それだけでなく、ファッションに続くファッション、さらに別のファッションと、注目を集め続けていた。特に昨年は、毎日毎日、怒りをぶつけるべき悪魔が姿を現していたようだった。だが、よく言うように、年が変われば、心機一転、新しいリアーナで出発だ。手始めに、彼女は今年メトロポリタン美術館で毎年開かれるオープニング イベント、「Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination」で司会を務めることになっている。これまでもこの手のテーマを文字通り完璧にこなしてきたことを考えても、リーザスが燦々と輝く姿が期待できるのではないだろうか。そして悪魔も退散することだろう。

メアリー・H・K・チェ(Mary H.K. Choi)

画像のアイテム:イヤリング(Balenciaga)

「男たちよ、自分がフェミニストで女性の味方だと考えていて、職場でハラスメントを受けたのにどうすればいいかわからない全ての女性に同情するのなら、女性と友だちになり、一緒に仕事をしている親しい3人の女性に、自分がどれくらい稼いでいるか話すように。」

この賢明なアドバイスを標準サイズの名刺に印刷し、その名刺を同僚の男性全員に配って回ろう。何回でも。

ケビン・デュラント(Kevin Durant)

画像のアイテム:イヤリング(Versace)

「クラブでヒストリーチャンネルを見てるんだけど、どうやって太陽で起きていることがわかるんだろう…誰も太陽に行ったことないだろ」

ソーシャルメディアが世界に対してポジティブな影響があると言えるとすれば、人類の中でも最も超人的な人物でさえも、所詮、人間であると気づかせてくれる点だ。ケビン・デュラントは、以前所属したチームをボロクソに言うために偽アカウントを作ったことを認めているのだが、彼はおそらく地球上でも最も優れたアスリートのひとりだろう。そんな彼の古いツイートは、面白いほどチャーミングな形で、MVP選手たちにもどこか凡庸なところがあることを思い出させてくれる。

シェール(Cher)

画像のアイテム:イヤリング(Isabelle Marant )

「誰か、私のことが見える人、いる?」

ここでのシェールのツイートは、ごく真っ当な問いかけだ。特に、インターネットが誕生する40年ほど前、大衆による監視がすっかり普通で当たり前のものとなる前に生まれた彼女がこう問いたくなるのも不思議ではない。というわけで、シェール、答えはイエス。ほぼ確実に。今の時勢、必要なテクノロジーがあれば、マリブの自宅のイタリアのルネサンス風ロッジアに座っているときも、インフィニティ プールを眺めながらツイートしているときも、誰もがあなたを「見る」ことができる。

ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)

画像のアイテム:イヤリング(Sophie Buhai)

「地球温暖化はいいことだと考えてる人なんている?私はレディー・ガガが大好き。彼女は本当に面白いアーティストだと思う。」

10年以上前、インターネット上の有名人、クリス・クロッカー(Chris Crocker)が大ヒットのバイラル動画で「LEAVE BRITNEY ALONE!」と懇願する姿を投稿したとき、彼は重要なポイントを突いていた。 ポップスターが個人的な問題で悪戦苦闘する姿を私たちは待ちわびていた。 そして、彼女が頭を剃り、パパラッチを傘で襲うなど、「頭がおかしくなってしまった」とき、私たちは蜂蜜に集まるハエのように彼女に群がった。私たちはそれを「おかしくなっている」と考えたが、もしかすると、彼女はむしろ何かを、具体的に言えば、自分自身を取り戻したのではなかっただろうか。女性たちを絶え間なくネタにし、渦中に引きずり込もうとする傾向は、この2011年の彼女のツイートに対する反応にも現れている。もし時間をかけてやり取り全体を読めば、これが実際には、ファンの誰かの質問に対する答えであることはわかったはずだ。快よく観客のために時間を取り、ファンに対していつまでも献身的な彼女をそっとしてあげられないのなら、少なくとも私たちはもう少しブリトニーに対して寛大になってあげよう。

ジェイデン・スミス(Jaden Smith)

画像のアイテム:イヤリング(miu miu)

「メン・イン・ブラック4で俺が主役をやる時がきた。なぜなら俺には答えが必要だからだ」

ジェイデン、私たちも答えが知りたい。999兆の次にくるのは何なのか。トニー・ソプラノは死んだのか。バブーシュカ・レディーは誰だったのか。氷がツルツルなのはなぜなのか。切り裂きジャックは誰だったのか。暗黒物質は何でできているのか。そしてブラックホールの反対側には何があるのか。羊は雨に濡れても縮まないのか。テフロンはどのようにしてフライパンにくっついているのか。夢とは何なのか。意識とは何なのか。人間の生命の限界とは何なのか。宇宙には人類に匹敵する生命体はいないのか。なぜモノは「ある」のか。レオは今もまだ夢を見ているのか。

ダニー・デヴィート(Danny DeVito)

「アントニン・スカリア、引退しろ、ビッチ」

最高のツイートとは、複数の切り口を持つものだ。それらは純粋言語の塊であると同時に、正確に不明確な感情の爆発でもあるという条件を満たし、自分の言葉で表現しきれないときには引用して再利用できるものだ。晩年の米連邦最高裁判事のアントニン・スカリア(Antonin Scalia)が、一体何をしてここまでダニー・デヴィートの憤怒を煽ったのかはわからない。だがデヴィートがこの完璧な文章を、ハンバート・ハンバートのように音節ごとに味わいながら口にする姿は、とても容易に想像できる。引退しろ、引き下がれ、消えろ、立ち去れ。ビッチの「チ」の音で文章は引き締まり、クビの宣告は完璧になる。会話はこれに始まり、これに終わる。

  • 文: SSENSE エディトリアル チーム