ウォータプルーフによって再熱する
スニーカーブームの予感
Mammut 、Moncler Genius、New Balanceが更新する新たな防水スニーカーの顔

もう水たまりに足をダイブしても大丈夫。撥水性のスニーカーがあなたを守る。
異常気象の現代においてあなたを守る撥水性のスニーカーたち。
世界各国で巻き起こる地球温暖化による急な気候の変化。突然バケツをひっくり返したかのように土砂降りが降る日もあれば、突然、雹が降ってくる日もある。そんな時に重要なのが、足元。うっかり新品のスニーカーで出かけてしまったなと雨宿り先まで走るその一歩が、水たまりにダイブ。今すぐにでも家に帰りたくなるほどに、ソックスまでズブ濡れになってしまった残念な経験は誰しもあるはず。そんな現代の気候に即しているのが、ウォータープルーフのスニーカーたち。ストリートスニーカーブームは一旦落ち着いたが、次のブームは機能性もデザイン性も兼ね備えたウォータープルーフかもしれない。

画像のアイテム:スニーカー(On)
LOEWEとのコラボレーションで、ランナーのための優れた機能性をファッションシーンにも知らしめた、スイス生まれのスニーカーブランド、オン。一見シンプルなデザインに見えて、そこにはさまざまな素材開発の工夫が詰め込まれている。防水に留まらず、泥からもガードする強さも持ち合わせ、アスリートの快適さを考えた丈夫で軽量なリップストップが全体を包む。

画像のアイテム:レインブーツ(Moncler)
降水確率50%の日に履くレインブーツは、ロングではなく、アンクルハイブーツくらいの長さで決めたい。街を見渡せば、同じような気持ちの人たちで溢れているが、その中でもモンクレール ジーニアスのホワイトのレインブーツは一際目立つ存在に立てる。テクスチャのあるリサイクルEVAラバーは、どこか近未来的で、前進する私の足取りをより確かなものにしてくれるのだ。

画像のアイテム:スニーカー(Merrell 1TRL )
開閉ジッパーに堂々とプリントされた「GORE-TEX」の文字。文字通り、ゴアテックス®リップストップとフェイクスエードが表面を覆う。通気性のメッシュのライニングからパッド入りのペローズタンまで、内側は細部まで履き心地を追求している。オフホワイトの温和な印象とは裏腹に、メレル 1TRLのしっかりした一面に心を掴まれること間違いなし。

画像のアイテム:スニーカー(Suicoke)
スイコックらしい、見るからに履き心地の良さそうなキルティング加工のリップストップナイロンのスニーカー。一見、ウォータープルーフとは思えない印象だが、実は表面の防水加工だけではなく、ライニングにもeVent®を採用しているから安心だ。キルティングには3M™シンサレートが使われているので、軽量化と耐熱性を同時に可能に。

画像のアイテム:スニーカー(New Balance)
ニューバランス ラバーな人たちにも、雨の日だからと言って特別にブーツを履きたくないという人にも朗報だ。後方から静かに存在感を放つゴアテックス®のロゴは、メッシュ素材としてニューバランスの代名詞でもあるスエードと融合。「あれ? それウォータープルーフなの?」と言われるくらい、さらりとした顔で履ける一品に。

画像のアイテム:スニーカー(Mammut)
険峻なスイスアルプスの厳しい気候に発想の原点をもつ、老舗山岳スポーツブランド、マムートが開発したウォータープルーフスニーカー。そのサウンドだけで、なんだか信頼感を覚えてしまうほどに、100年以上にわたる彼らの開発は私たちを裏切らない。メッシュ素材を覆うブルーのグラデーションは、スポーティなスタイルにピッタリだ。

画像のアイテム:スニーカー(11 by Boris Bidjan Saberi)
デザイナー自身の誕生日をロゴとした11 バイ ボリス バイジャン サベリ。ストリートカルチャーと実験的なアプローチを組み合わせたデザイン性は、雨の日でなくともミニマルなスタイルに普段から合わせたくなる魅力を放つ。そこに今や誰もが一足は持っていると言っても過言ではないスニーカーブランド、Salmonがコラボレーターとして入ったことで、機能性も気持ちも高まる。

画像のアイテム:スニーカー(Saucony)
1898年に創立して以来、世界中のランナーの足元を支えてきたサッカニー。独自開発されたクッション技術PWRRUNとPWRTRACラバーを採用し、走りがさらにスムーズに。伝統的なスニーカーブランドとしては意外にもライトグリーンがコンテンポラリーな印象を覗かせる。ボンディング加工が施されたサイズのロゴは、まるで風が流れる様子を描いているようだ。
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倉田佳子は東京を拠点とするフリーランス コーディネーター。『i-D Japan』、『HommeGirls』、『VOGUE JAPAN』等に執筆を行なう
- 文: Yoshiko Kurata
- Date: September 22, 2023

