SSENSE ブライダルに「誓います」

17ブランドの限定コレクションで8組のカップルが愛を語る

  • 写真: Adam Powell
  • 監督: Thom Bettridge
  • スタイリング: Clare Byrne
  • 文: Ross Scarano
  • ビデオ インタビュー: Steff Yotka

ウェディングドレスは、着る人の夢を叶えなくてはいけない。ユーモアのセンスがなくてはいけない。本当の自分らしくなくてはいけない。個性を反映していなくてはいけない。多少は肌を露出しなくてはいけない。ウェディングドレスは、晴れの日の一部分に過ぎない。結婚式のためであり、披露宴のためであり、アフターパーティのためであり、翌日のブランチのためでもある。そして、そして…

理想のウェディングドレスについて、ブライダルウェアをデザインする人たちと着る人たちのあいだに、一致した意見はほとんどない。素晴らしい関係がさまざまであるように、婚礼の日の装いもさまざまだ。それぞれに独自のかたちと結びつき、そして工夫がある。待望の第二弾となるSSENSE ブライダルは愛と努力を讃え、あなたにベストなスタイルで最高に輝く晴れの日を応援する。

今年のSSENSE ブライダルは、Aaron EshAnna SuiAshley WilliamsBodeChopova LowenaMolly GoddardNicklas SkovgaardShushu/TongVaqueraWedSimone RochaConnor IvesSandy LiangCollina StradaTétierVivienne Westwood(6月より販売開始)、Cawleyという17ブランドから100点以上の限定コレクションを展開する。ドレスやテーラード、シューズのほかに、バッグ、ガーター、ジュエリー、その他のアクセサリーも揃っているから、結婚式だけでなく、披露宴やアフターパーティ、ハネムーンまで、ブライダル体験のすべてを楽しめるコレクションだ。そして今回は8組のカップルがモデルになり、ビデオインタビューで愛の物語を語ってくれた。メチャクチャ楽しいパーティ、Instagramでの探り合い、デーティング アプリ、手話の教室、使い込んだキッチンで繰り広げられるささやかな家庭ドラマ…ふたりは皿の裏側を同じように正しく洗っているか? そんなことってあるだろうか? 本当に?

17年連れ添ってきたスタン・サトリン(Stan Satlin)とデブラ・ラポポート(Debra Rapoport)のあいだでは、それが今でも繰り返し言い争いの種になる。「気難しい蟹座」を自称するデブラによると、いつも喧嘩を始めるのは彼女のほうで、特に皿洗いが問題になる。スタンはデブラが望むように皿を洗えないのだ。「私は何でも思い通りにしなくちゃ気が済まないの」と口を挟むデブラの声には、特定の年代のニューヨーカーだけが持つ温かさと抑揚がある。実際のところ、スタンとデブラが寄り添う関係であることは明らかだ。高齢だし、多少足元もおぼつかない。だが、安定した関係ということなら、最高のカップルだ。愛とは親しみ、自立、互いの尊重、価値観の共有、喜びだとデブラは言う。スタンは、バッグにスナック菓子を入れて映画デートにやってきたデブラを見て、本当の愛を確信したと言う。

結婚は市庁舎での手続きだけで済ませたから、SSENSE ブライダルを着ることは本当のウェディングの気分を味わえそうだ。木曜日の午後に慌ただしいブルックリンのスタジオで撮影したにもかかわらず、どこか空想の世界を生きているようだった。デザイナーのアナ・スイAnna Suiにとっては、それこそがブライダルウェアだ。「ウェディングドレスは全部の夢を叶えるべきだと思うわ」とスイは続ける。

SSENSE ブライダルのために、スイはすでに伝説となったキャリアの絶頂期を振り返り、ベビードール ウェディングドレスをデザインしてくれた。1994年春夏ショーでナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)が着た、愛らしいホワイトのミニドレスのリメイクだ。あのミニ ウェディングドレスは、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)をはじめとする多くの人に愛されて、瞬く間に大人気を博した。Sonic Youthのキム・ゴードン(Kim Gordon)も、「Bull in the Heather」のミュージック ビデオで着ている。「憧れのスーパーモデルや大好きな90年代のロック スターと同じ姿になれるなんて、夢の実現でしょ」と言うスイは、同時に、ビンテージが現在のファッションに大きな影響を及ぼしていることも認める。今回のベビードール ウェディングドレスは「至高の90年代ビンテージファッションよ」

Chopova Lowenaのエマ・チョポヴァ(Emma Chopova)とローラ・ロウェナ(Laura Lowena)は、対極からSSENSE ブライダルのデザインに取り組んだ。本当のウェディングドレスは、セレブを模倣するのではなく、いちばん着る人「らしさ」を感じさせるべきだという考えは、花嫁となったロウェナ自身の経験から生まれた。「私には、あらゆる小さなディテールにこそ意味があるの」とロウェナは言う。だから「晴れの日には意味があって、最高に私らしくて、しかも特別に感じられる物を全部身につけたかった」。そんなChopova Lowenaがデザインしたのは一連のウェアとアクセサリーだ。ラッフルのガーター ベルトがあり、「Marry Me」イヤリングがあり、ホワイトのラッフル ビキニまであるから、結婚式からハネムーンのプールサイドまですべてOK。少しばかりビキニにファンタジーを注入したって、嫌と言う人なんていないだろう。

「ウェディングドレスは全部の夢を叶えるべきだと思うわ」

8組のカップルが愛を語るとき、ほぼ例外なく皆が口にしたのは信頼と誠実だ。互いがもっとも本当の自分でいられる関係。そんな自由の感覚があるとき、平凡な日常は、親しみとロマンスを見出す場所になる。ドリアン・ブース(Dorian Booth)が妻サンディ・リアンSandy Liangと共に過ごす時間を語ったように、「ただ手を取り合ってソファに座っている。そんなシンプルなことしかしてないのに、本当に特別に感じられる。それが愛だよ」

もちろん、甘いだけが愛ではない。「アイ ラブ ユー」と告げられた後に、吐いてしまうもある。カール・ナイト(Carl Knight)に告白されたときのアニカ・ホワイト(Annika White)がそうだったように。Z・ルー(Z Lu)とクイン・ハーバート(Quinn Herbert)はロマンスの始まりに胸を躍らせているけれど、だからといってZが携帯からGrindrを削除したわけではない。ジャミル(Jamil)は、厳密には教え子だったアンジェラ(Angela)に恋心を抱いた。ニコ・ヘラー(Nico Heller)はどうしてもシャワーを浴びた後にタオルで拭かないから、フィアンセのナオミ・オウツ(Naomi Otsu)は毎回びしょ濡れの浴室に苛立つ。トノイア・ウェイド(Tonoia Wade)は、滑らかに喋れないほどアルジャーニ・マック(Alljahni Mack)に首ったけだが、彼女が口を閉じずに咀嚼するときは黙っていられない。

だが、良いときも悪いときも、いつも互いに夢中なカップルばかりだ。パーティで出会ったサルヴァドール・ヴィジャファニャ(Salvador Villafana)とヴァンドーン・ウィリアムス(VanDawn Williams)は、初めてのデートで2~3時間ソーホーをブラブラするつもりしかなかったのに、話し始めたら止まらなくなり、結局その日の予定をすべて無しにしてずっと一緒に過ごした。4年経った今も、ふたりにとってはそれが理想のロマンスだ。何をするときも一緒。「何でもよ」と、ヴァンドーンは力強く繰り返す。愛はそれほどにシンプルだ。

カップルのビデオ インタビューを視聴して、SSENSE ブライダルの限定カプセル コレクションから、あなたのソウルメイトだと閃くブライダルウェアを見つけよう。そして「誓います」と答えた後に、ぜひタグ付けしてほしい。

SSENSE Englishサイトには、カップルのビデオインタビューがあります。ぜひご覧ください。

  • 写真: Adam Powell
  • 監督: Thom Bettridge
  • スタイリング: Clare Byrne
  • 文: Ross Scarano
  • ビデオ インタビュー: Steff Yotka
  • 撮影監督: Daniel Vignal
  • ヘア: Matt Benns
  • メイクアップ: Jezz Hill
  • プロダクション: Jay Chary & Chloe Snower
  • カップル: Salvador Villafana & VanDawn Williams, Debra Rapoport & Stanley Satlin, Nico Heller & Naomi Otsu, Carl Knight & Annika White, Alljahni Mack & Tonoia Wade, Quinn Herbert & Zhiyu Lu, Dorian Booth & Sandy Liang, Jamil Haque & Angela Manfredonia
  • キャスティング: Nafisa Kaptownwala
  • 撮影アシスタント: Alonso Eayala
  • 1st AC:: Adam Gonzales
  • 2nd AC:: Gabriel Contreras
  • 照明技師: Forest Erwin
  • 撮影機材管理: Ja’rel Ivory
  • 音楽: Mike Bloom
  • スタイリング アシスタント: Nicholas Centofanti, Madison Nguyen, Nicole Staake
  • ヘア アシスタント: Yeye Egunjobi, Jazmine Shepard
  • メイクアップ アシスタント: Jessica Paillant, Juna Uehara
  • プロダクション アシスタント: Akil Mavruk
  • 編集アシスタント: Hayley Legon
  • ポストプロダクション: Chris Campion
  • 翻訳: Yoriko Inoue
  • Date: May 16, 2024