drew houseは
みんなの
スウィート ホーム

ファッションとキャラクターたちと
優しい仲間があなたを迎える

  • 文: Erika Houle
  • 写真: Kristie Muller、Joe Termini
  • 画像/写真提供: drew house

drew houseのドアをノックしたら、仲間たちが出迎えてくれるだろう。彼らに言わせれば、仲間というよりファミリーだ。周囲にはスケートボード、テディベア、ガレージセールで掘り出したVHSテープの数々。ここサンフェルナンド バレーに実在する家こそ、2018年にジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)とクリエイティブ ディレクターのライアン・グッド(Ryan Good)が設立したアパレル ブランドdrew houseの本拠地だ。心地よさと温かさがあらゆるカタチをとった屋内へ足を踏み入れると、誰でも楽しくなって、自分の居場所を見つけた気がする。ラバライトがあり、90年代の子供たちに愛された棒付きキャンディが溢れんばかりの金魚鉢がある。さらに見回すと、スウェットスーツ、俗に「カナディアン タキシード」と呼ばれるカラフルなデニムの上下、ホテルに置いてあるようなスリッパ、drew houseの雰囲気によく似合うスマイリーフェイスのロゴがある。プールの傍でのんびりしたリ、土曜の朝のアニメ番組を観るときにぴったりだ。リビングの目玉は、なんといっても床から天井までの暖炉。左方のキッチンへ行くと、届いたばかりのピザの箱が山積みになっている。何もかもがティーンエイジャー向きホームコメディを見ているようだが、これこそグッドの考えるアメリカ郊外の夢の暮らしだ。「アパレル ブランドを皮肉った感じかな」と彼は言う。しかし当初のアイデアには若干の皮肉が込められていたにせよ、ビジョンを現実に転換したdrew houseは、誠実とひたむき以外の何物でもない。

ケベックの長く寒い冬がなかなか終わらない3月、グッドとビーバーはサンフェルナンド バレーを彷彿とさせる明るくフレンドリーなエネルギーを引き連れて、SSENSE モントリオール旗艦店へやって来た。グローバルなプラットフォームとの初の提携に期待が高まるなか、新たな友情が生まれ、『ブギー ナイツ』と『クルーレス』のビデオが流れる会場に笑い声が溢れ、油性ペンで走り書きした「dreams come drew(drew houseは夢の家)」などの言葉が壁を飾った。間近に迫ったSSENSEでのdrew house発売を祝って、ファッションがスウィート ホームに変わる場所をグッドが案内してくれた。

「drew houseでいちばん大切なルールは、本当の自分であること」

「僕たちが成長期に観た映画は全部、ここサンフェルナンド バレーの郊外で撮影されたんだ。そうやって何十年も映画で語られてきたから、ここの暮らしはとても馴染み深い。服そのものじゃなく、ブランド理念の象徴であり、コミュニティの物語だ」

「誰でも歓迎し、愛し、受け容れる。日光が降り注ぐ暖かくて楽しい場所で、心地よさを感じてほしい」

Home Sweet drew house youtube

「drew houseでは、ビリー・ジョエル(Billy Joel)もショー音楽も90年代のオルタナティブも流れる。朝早く来て、コーヒーを飲んで、リビングに腰を下ろして、チェット・ベイカー(Chet Baker)に聞惚れることもある」

「僕は『ティーンエイジ ミュータント ニンジャ タートルズ』が大好きだったし、ディズニー映画も好きだった。『ローリング キッズ』とか、古いスケートものも沢山観るよ」

「レインコートはいいね。ここではあまり必要ないけど、たまに雨が降ると待ちに待った出番だ」

「クマのセオドアは独りぼっちだった。前の持ち主は彼を置き去りにしてどこかへ行ってしまったし、友だちもいなかった。リスはそこらじゅうの家の庭に出入りするから、どこで何が起きてるか、全部知ってるんだ。本当に理解できるとしたらの話だけど、近所中のゴシップを全部知ってる。そこでリスのシャーマンはセオドアの友だちになった」

「ここら辺には野ウサギもいっぱいいるけど、drew houseにも1羽いる。コヨーテが怖くて、偶然この家を見つけたウサギだ。ところが怖がってたコヨーテがヴィーガンだとわかって、大の親友になった」

「コヨーテのフェルナンドは、ヴィーガンのせいで仲間外れだった。どのキャラクターも食べる気はないのに、最初は敬遠された。でも彼のことをよく知ってみると、違うところより共通点のほうが多いことがわかった」

「みんなが安心して自分のままでいられるし、とても愛情に溢れて、励まし合い、気遣う。お互いの関係が何よりも大切なんだ」

  • 文: Erika Houle
  • 写真: Kristie Muller、Joe Termini
  • 画像/写真提供: drew house
  • 翻訳: Yoriko Inoue
  • Date: May 12, 2022