SSENSEコミュニティの
プレゼント リスト

お馴染みのクリエイターたちは
どんなプレゼントを期待しているか?

  • 文: Sirui Ma、Sam Reiss、Claire Milbrath、Aidan Zamiri、Michael the III、Nima Jalali、Zoey Radford Scott、Josh Itiola
  • アートワーク: Gavin Park

職場の同僚や仲間からのプレッシャーは評判が悪い。そのせいで面倒なことになった経験を持つ人も多いだろうから、当然と言えば当然だ。しかし、プラスに働くことだってある。例えば、超社交的な友人のおかげで、友達の輪が広がったことはないだろうか? 最近、再利用可能なウォーターボトルを買ったのは、友達のグリーン志向が無意識に作用したのではなかったか? 「友達がそうだから、あなたもそうあるべき」などと言っているのではないけれど、そう言っていないわけでもない。自分が本当に欲しいものを理解するには、時として、自分とは違う目で世界を見る必要があるのだ。ともかく、あれこれ詮索すれば好奇心も満たされるというもの。SSENSEの仲間たちは、一体どんなプレゼントを期待しているのだろう?

ニマ・ジャラリ(Nima Jalali)

僕は毎日白いTシャツしか着ない。これに勝るルックはないし、着るものを選ぶ手間も省けるから、15年間毎日白いTシャツを着続けている。

僕は非常に活動的で、1週間に5日か6日は必ず走る。いつも清潔な匂いでいられるのは、このデオドラントのおかげだ。

日差しの中にいることも多いし、屋外作業も好き。Wood Woodのアイテムはどれもいいが、特にこのキャップが気に入っている。

朝のランニングは一番大切な活動のひとつ。最高の方法で1日を始められるし、生産的かつ創造的な1日の準備を整えてくれる。僕にとっては、モーニング コーヒーと同じだな。

Nima Jalaliは、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするSalt & StoneのCEO

マイケル3世(Michael the III)

先日ふと思ったんだが、自分の服装について見ず知らずの輩が話しかけてくるのを止めさせるには、もっと面白みのない趣味になるしかない。だがそんなことは金輪際ご免だから、自己表現する理想の方法は、Rick Owensのバラクラバで果敢に身元を隠し、「オレを見て」と「オレを見るな」を同時に発信することだろう。組み合わせるのは、フリースでトリミングしたアースカラーのジャケットというEckhaus Lattaの名品。これなら、憧れてやまない自然にも、完全に溶け込めるかもしれない。森の地面に寝そべるとか、美しく刈り込まれた灌木の陰に身を隠すだけだっていいじゃないか。家の中で必要なのは、穴の開いたボウルだけ。ちょっと頭を傾げさせるところがいいのだ。

Michael the IIIはライター、フォトグラファー、モデル。『THEFINEPRINT』、『Gayletter』、『Document Journal』、『SSENSE』などに記事を執筆している

シルイ・マー(Sirui Ma)

私はともかく実用本位。今では再使用できるボトルがとても沢山出回っているけれど、これは自動洗浄機能があるのが素晴らしい!

シルバーのジュエリーが大好きで、特に小さめのフープピアスは絶対不可欠だと思う。

理想の世界の私はお洒落に気を使う人だけど、現実には気軽で着心地のいいものが好きすぎる。シンプルだけど、ちょっと気の利いたディテールがあって、それなりの身だしなみに見えるものがベスト。

Sirui Maはロンドンを拠点とする写真家

サム・レイス(Sam Reiss)

何より大事なのは質感だ。その点、Bottega Venetaの最近のレザーはすごく良い。なかでもこのラムスキンのジレは、1997年にHelmut Langがデザインした防弾チョッキを釣り人用に変えた感じで、抜群だ。丈も短く、無駄な要素はまったくない。非常に目立つと同時に、あくまでシンプル。一度目にしたら絶対忘れられない。

ずいぶん前から心待ちにしていたが、ようやく、アスレチック ウェアがポストモダンに成熟する時が到来した。速乾性に優れたウィッキング素材が、然るべき仕立て、色、ディテールを与えられてこのトラウザーズになった。今まさに、扉は大きく開こうとしている。

ビンテージのニットを買うのは難しい。カーディガンはとりわけ難しい。あくまで適度にビンテージ風な新品ニットを見つけるのも、同じくらい難しい。その点、このカーディガンは鮮やかなオレンジ色が一目で強烈な印象を与えるものの、実は究極のトラッドをただひとつのワイルドな要素で変化させたベーシックに他ならない。

どうしても手に入らないもうひとつのビンテージは、オリジナルのナイロン フライト パンツだ。それを完璧な実用着に変え、さらに改良したのがこれ。ナイロン生地が、かくも新しく美しく見える。Engineered Garmentsの製品中、おそらく一番タフに見える一品だろう。

Sam Reissは、『GQ』でビンテージの服に関するニュースレターを執筆し、Inverse.comでパワーリフティングと栄養学について、また『GQ Style』、『ESPN』などで家具やデザイン、その他のテーマについて執筆している。『Snake America』ニュースレターを書籍化した『Sheer Drift』がShining Life Pressから出版されている

ジョシュ・イティオラ(Josh Itiola)

完璧なダービーには、なかなか出会えない。僕の場合は、レザーとデザインの両面で満足する必要がある。そんな理想に応えてくれるのがMarsèllのGommello ダービー。カジュアル寄りのデザインとバフレザーが、毎日の生活にぴったりなんだ。

数年前に友人がこの指輪をしているのを見た瞬間から、僕は一目で恋に落ちた。シンプルでクラシックなデザインが、いかにもJil Sanderらしい。細いタイプと太いタイプがある。

冬が近づいてきた。ホリデーシーズンのプレゼントにまず思い浮かぶのは、何と言ってもセーターだろう。寒い季節に欠かせないし、ラッピングを解いたときから直ぐに使える。僕の好みは、ちょっと質感を感じさせるシンプルなデザイン。裾と袖口で赤いシームがほつれているディテールは、Comme Des Garçonsならではの適度な遊びだ。

Josh Itiolaはニューヨークを拠点とするライター、アーティスト。ポストモダンのデザインと建築を中心とするデザイン史家でもある

ゾーイ・ラドフォード・スコット(Zoey Radford Scott)

BAPEもぬいぐるみも、両方大好き!

超欲しいクレージーなジャケット!

すごく素敵な色合いのピンクだし、蝶々がすごく可愛い!

Zoey Radfordはニューヨークで活動するスタイリスト。ニュージーランド出身

クレア・ミルブラス(Claire Milbrath)

ニットのストライプ、ニットのドレス、小さいリボン結び…。このワンピースには、私の好きなものが全部揃っている。Cormioのデザインは大好き。1970年代風の色使いがとても愛らしくて、子供っぽい雰囲気があって、映画『シャイニング』に出てくる超能力の男の子ダニー・トランスを思い出す。

『シャイニング』で、ダニーの母親を演じたシェリー・デュヴァル(Shelley Duvall)が着ていたコスチュームがすごくいい。ガウンみたいなコートで、下はタートルネック、足元はブーツ。「山小屋暮らしの私が、外から聞こえた物音を調べるために、さっと羽織って雪に中に踏み出す」という感じに、このコートを着たい。優しいピンクのフェイクファーはぬいぐるみを連想させる。

私を連れ去るポニーの馬車みたいなブーツだけど、冬にリボン結びの真っ白なシアリングのブーツっていうのは、どことなく倒錯した印象がある。私が履いたら、きっとぬかるみで汚れるだろう。出がけに履かせてくれて、1日の終わりに脱がせてくれる誰か、できれば恋人がいればいちばん素敵だ。

Claire Milbrathは画家。『Editorial Magazine』の編集長でもある

アイダン・ザミリ(Aidan Zamiri)

今年の夏に僕が「シャツ&ネクタイ期」に突入したのは、周知の事実だ。理由は、『聖トリニアンズ女学院』の女生徒たちが着ている「ワイルドに崩した制服」にハマったから。斬新な視覚イメージで有名なミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry)が考えそうなスタイルだ。だが夏が去った今、僕の「シャツ&ネクタイ期」はエモいビジネスマンの段階へ移行する。

わかった、認めよう。僕は、違うサイズと色でこのバッグをもう持っている。だけど、想像してほしい。このバッグも持っていたら、僕はふたつを同時に持って出かけるはずだ。体の両側にバッグを肩掛けにした僕の姿は、中世の巡礼のようにも、未来からの旅人のようにも見えるだろう。片方には携帯と財布、もう片方には古い巻物と鳩にやるパン屑が入っている。

僕は、グラスゴー生まれだからキルトのパワーを十分に理解しているし、11月生まれだからニットウェアのパワーも正しく認識している。「Warrior - 戦士」の名を与えられたこのニットは、ファッションのバイキングにでもなった気分にしてくれる。カーゴパンツの上にスカートを穿くのは、もっとも崇高な戦いだ。

Aidan Zamiriはロンドンを拠点とする映像作家、写真家、クリエイティブ ディレクター。先頃、FKA Twigsの『Caprisongs』でコラボしている。グラスゴー出身

  • 文: Sirui Ma、Sam Reiss、Claire Milbrath、Aidan Zamiri、Michael the III、Nima Jalali、Zoey Radford Scott、Josh Itiola
  • アートワーク: Gavin Park
  • 翻訳: Yoriko Inoue
  • Date: November 25, 2022