青春時代に終止符を打つ

ユースカルチャー雑誌の創設者エリス・バイ・オルセンが、新作ドキュメンタリーで自分の退任による雑誌の正当性を保証する

  • 監督: Kristian Engelsen
  • 制作: Elise By Olsen

世界は若者に心を奪われる。思春期に、早熟さに、若者が反抗する姿に、その秀でた能力に、若者であれば何をしていても、心惹かれる。若いというただそれだけで、成果となりうる。エディター兼キュレーターのエリス・バイ・オルセンは、何年もの間、そういった「くくり」で紹介されてきた。年齢からは考えられないほど知性的で、はっきりと自己主張する。思春期直前のエディターのエリスが、『Recens Paper』を始めたのは13歳のときだ。彼女は、雑誌を中心として、同じような意見をもつ若者の活発なアート コミュニティを築き上げた。彼女にとって「『Recens Paper』は、若者文化から生まれた若者文化の賛歌」である。だが、18歳の誕生日が近づくにつれ、エリスは自分が『Recens』に関わることは正しくない、業界が若者文化を自分たちの利益のために利用するように、彼女自身もまた、若者文化を利用することになりかねないと感じ始める。大人が若者文化について何を語れるというのか。もう自分は若者ではないのに?「今18歳になって、もう未成年じゃなくなった。大人になって若者向けの雑誌を運営するっていうのは、先生になって学生雑誌を運営するようなもの」。雑誌の至上命令に忠実であるため、エリスは編集長を退く決断をする。これから『Recens』はどうなるのか。彼女の退任後に伴い、さらに若い編集長が任命されることになるだろう。SSENSEとのコラボレーションにより制作した『Youth Mode』と題するドキュメンタリーの中で、エリス・バイ・オルセンが『Recens Paper』退任と、次のステージへ向けた展望を語る。

  • 監督: Kristian Engelsen
  • 制作: Elise By Olsen
  • アート ディレクション: Morteza Vaseghi
  • カメラアシスタント: Heidi Hygen
  • サウンド デザイン: Johan Pram
  • ミュージック: Jimi Somewhere、Julian K、Malibu、Smerz、Theo Mode
  • 協力: Gucci